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2011年 04月 14日
今日、ようやく故郷に捜索・報道機関が入り、夜のニュースで変わり果てた故郷を見ることとなりました。
そこだけあの日で時間がピタッと止まっていた。 信じられない気持ちでいっぱいでした。 でも、一瞬たりとも見逃したくなくて、必死に見ました。 言葉にならない光景でした。 何年も前に亡くなった父が、この光景を目の当たりにしたら、きっと絶望的な気持ちになっただろう。 この災害に遭わずにすんで、この光景を見ずにすんで、ある意味よかったのかもしれないと思った。 原発からの避難地域にあたる為に、救助に行けず、助かるかもしれなかったかけがえのない多くの命を救えなかったのは事実だけど、でも、私は当事者とは少し違う立場だからか、東電が憎いという気持ちは不思議とありません。 それより、15mとも言われる津波に襲われながら、現時点では最悪の状態を免れている、そして、そのために日夜、現場で放射能と闘いながら作業されている人々に心から感謝しています。 町を一瞬で変えてしまう、それだけ、すごい地震だった・・・津波だった。 それだけすごい災害に遭った原発の事故も天災だったと私は思っています。 誰も想像しえなかった地震そして15mの津波で、誰もが想像しえなかった事態に陥り、専門家でも判断に迷ってしまうようなトラブルが次々起きて、でも、知恵を出し合い必死に最悪の事態を回避しようとしている。 国も東電も、対応の遅れ等があった部分もあったのかもしれないけれど、この危機を何とか乗り越えようとしている。 私も含め、この地元に住んでいる人たち、そして今、原発の近くで暮らす人たちは、今回のことで、原発と共存するということがどういうことなのか痛いほどよく分かったと思う。 地震が起きて、大きな津波がきたらしいと聞いた時、私より先に原発を心配したのは主人でした。 私は、「え?原発?大丈夫でしょう。」こんな感じだった。 地元の人で私のように思った人は少なくない。 その位、私たちは原発の危険性を認識していなかった。 原発でこんな事故が起きるわけない・・・そう思った人が(大げさじゃなく)ほとんどだった。 原発は安全なもの・・・とまでは思ってなかったけど、リスクを考えたこともなかった。それだけ無知だった。 これからこの町はどうなっていくのだろう。 母が故郷の家に帰れる日はくるのだろうか。 父の墓参りに行くことはできるのだろうか。 もう一度故郷に足を踏み入れることはできるのだろうか。 原発での作業で犠牲者が出ることなく、何とかこの危機を乗り切って収束してくれることを心から祈ります。 今年も咲くよ、とバラが蕾をつけてくれました。 春がきたんだよね。 空に向かってついた蕾を見て、心が和んでやさしい気持ちになれた瞬間でした。 ブログも次回は違う話題をと思っていたのに・・・またまた重い話になってしまったのでコメント欄は閉じます。
by tetora_totera_pot
| 2011-04-14 23:58
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